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等級別に実在者をあてはめながら設計していきます。
基本給テーブルの場合、下位等級と上位等級の間の重複をどの程度まで許容するかがポイントになります。
現実の姿を全く無視するわけにはいきませんが、下位等級と上位等級のテーブルがほとんど重なってしまうなどといった、あまりにゆがんだ姿にはすべきでありません。
そのような状態にあったら、調整措置を検討するか、場合によっては等級格付そのもの見直すといった措置が必要です。
そして、賃金テーブルを元に詳細なモデル賃金を作成し、賃金カーブを検証します。
モデル賃金と実在者賃金の両方でシミュレーションを繰り返し、賃金テーブル確定させていきます。
<基本給テーブル例>
原資イコールが大原則です。現在の所定内賃金から諸手当を差し引いた残額を基本給とするのが現実的です。
テーブルの上限を超える場合は、超過額を調整給などとし、数年かけて解消するようにします。
テーブルの下限に達しない場合は、一気にテーブル下限に引き上げるか、数年かけて追いつかせます。
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