運営:社会保険労務士法人ヒューマンキャピタル
TEL. 03(5615)9098 e-mail. info@hrm-consul.com
〒113-0033 東京都文京区本郷3-17-7-4F
ベタベタの年功序列型人事をやっていても、それがうまく回っていれば、何の問題もないはずです。
「うまく回る」というのは、会社が順調に成長し、社員が高いモチベーションをもって働いているような状態を指します。
こういう状態なら、人事制度を変革する必要はないでしょう。
実際、高度成長期は、多くの会社がそれでうまく回っていたわけです。 時代が変わり、それではいろいろと具合の悪いことが出てきたから見直しを図るわけです。
また、具合が悪い部分とうまくいっている部分が混在していれば、悪い部分だけを修正すればいいかもしれません。
また、いまはよくても、将来を見据えると変革させなくてはならないということもあるかもしれません。
ここで大事なのは、「会社を成長させ、社員を活性化させる人事制度」という視点です。
それがもし年功序列なのであれば、それを推進すればいいのです。 また、職種などによって、年功序列にした方がいいこともあります。
つまり、「年功序列の見直し」とか「存続」というのは、手段のひとつに過ぎず、目的ではないということなのです。
「年功序列からの脱却」 「成果主義の推進」…… これらはいずれも、命題の立て方が根本的に間違っているのですね。
要するに、人事の戦略性ということです。
目標−戦略−戦術というチェーンがあるべきところ、最初の2つをすっ飛ばして、いきなり戦術の議論を繰り広げてきたのが、この30年間(以上)だったのかもしれません。
関連リンク 賃金をめぐるトピックス
社会保険労務士法人ヒューマンキャピタル
〒113-0033
東京都文京区本郷3-17-7-4F
TEL 03(5615)9098
FAX 03(5615)9097
E-Mail:info@hrm-consul.com