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日本企業の人材マネジメント上の課題はいろいろありますが、その中でも、何かと取り上げられるのが年功序列制度です。
制度というより慣行と言った方が適切かもしれませんが。
年功序列型人事制度の見直しは、少なくとも30年前には、人事制度の大きなテーマになっていました。 それでいながら、この制度・慣行は、依然として日本企業から消えていません。
「年功序列は崩壊した」と声高に叫ぶ人もいますが、それはあまりにも現実とかい離しています。
もちろん、30年前、40年前と全く同じというわけではありません。
そもそも人員構成など、人事の構造が大きく変化しているのですから、同じであるはずがない。
また、この間、企業は様々な変革を行ってきました。
「これまでは全く変わっていなかった。それで通用してきた」としたり顔でいう人もいますが、それも全くの的外れです。
まぁ、「これまでは古き良き時代。これからは変革の時代。私にお任せください」と言いたいのでしょうけど。
それはともかく、多くの会社は、生き残りをかけて、人事制度を含めた様々な経営体制を、不断に見直し変革を続けてきています。
それでも、年功序列慣行はしぶとく生き残っています。
その理由の中には、これまでのいきさつやしがらみといったこともあるでしょう。
しかしそれだけではないはずです。 生き残っているからには、それなりの理由があるはずです。
この問題、もう少し続けましょう。
一点申し上げておきますと、私は年功序列擁護論者では全くありません。
ただ、表面的な理解だけでこれからの人材マネジメントを論じるのは、無意味で危険だと考えています。 (成果主義の失敗の本質はそこにあります)。
いま、どうなっているのかをきちんと把握することが、改革のスタートになると考えているのです。
ただ単に、現実への洞察なしに現状否定すればいいというものではありません。 そこを基本スタンスに、この問題を考えてみたいと思っています。
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