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賃金、人事制度講座

再考・目標管理と人事評価〜目標管理制度は使い物にならない？

◆機能しない目標管理制度

目標管理制度は、かつての成果主義ブームの頃に脚光を浴びました。

その時の目標管理制度の多くは「ノルマ管理制度」と実質的に同じような状態になっており、社員を鞭で駆り立てるようなものになっていました。

こうなると、社員も自己防衛に走ります。
目標の達成度で賃金や賞与が決まるのであれば、目標のハードルを最初から低くしてしまえばいいわけです。

目標管理を予算数字達成という目線でしか考えてなく、肝心のマネジメントが置き去りにされていなかったため、このようなことが起こっても、手が打てません。

このようなわけで、目標管理制度はすっかり評判の悪いものになってしまっています。
目標管理制度を入れている会社の多くは、「効果がない」と感じています。

◆目標管理制度はダメな制度？

では、本当に目標管理制度というのは、使い物にならない代物なのでしょうか？

そのようなことは決してありません。
導入の目的、そして手順さえ誤らなければ、会社を活性化する決め手となるマネジメントシステムなのです。

◆目標管理制度が機能しない３つの理由

目標管理制度が機能していない原因は、次の３つにあります。

1)目標管理をノルマ管理と誤解している
2)人事評価のツールとしか考えていない
3)目標設定が適当になっている

目標管理が人材マネジメントにおいて果たす役割、そして制度導入にあたってのポイントや注意事項を考えていきましょう。

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関連リンク：目標管理制度をめぐるトピックス

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