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人事評価で差をつけられないという管理者の悩みは、次の2つに起因します。
・管理者が部下の仕事を把握していない
・管理者が要求水準を決めていない
今回は最初の「管理者が要求水準を決めていない」という問題を考えてみましょう。
◆管理者が要求水準を決めていない
要求水準とは、どの程度の出来栄え、アウトプットなら標準なのかといったことです。
このようなことは人事評価基準で設定されています。
しかし、評価基準は、汎用的・抽象的なもので、個別具体的な業務に即した基準にはなっていません。
実際の業務に則した基準を設定するのは現場管理者の仕事です。
したがって、ここでも面談が重要になってきます。
目標管理制度があれば、それを活用します。
◆目標設定のための面談を行う
期の初めの面談で、その期に達成すべき成果目標を設定します。
そして、目標をどの程度達成すれば「達成(標準)」とし、どの程度上回れば「標準を上回る」とするといったことを決めます。
売り上げなど、定量的な目標であれば、「目標の95%超105%以下=標準」、「目標の105%超115%以内で標準を上回る」などと設定します。
定性的な目標の場合は、「○○制度の企画書が完成し、決済を通った=標準」、「○○制度の企画が通り、実行体制を構築、キックオフまでこぎつけた=標準を上回る」というように、「どのような状態になったか」を基準にします。
このように、予め達成水準の定義と、それに対する評価を決めておくことにより、客観的で納得性のある評価が可能になるのです。
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