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賃金、人事制度講座

あるべき賃金の姿をどう設定するか

賃金制度を見直すときの理由は、会社によっていろいろあります。

ただ、いずれの場合でも共通しているのは、何かしら問題を感じているということですよね。

まぁ、当たり前のことで、何の問題も感じていなければ、わざわざ変えようなどとは思いません。

そして、見直そうと思い立ったとき、その人の頭の中には、「目指す姿」が何かしらあるはずです。

それがどの程度具体的なものであるかは別として。

と言うか、漠然としたものであることが多いです。

それは仕方のないことで、その漠然としたイメージを具体的なものに形作っていくのが専門家の役割と言えます。


この「目指す姿」、つまり「あるべき姿」をもう少し突っ込んで考えると、次の２つになってきます。

・どんな人に賃金を払いたいかという、「賃金の目的・役割」
・どのぐらいの賃金を払いたいかという、「賃金水準」

この２つの面から考えていくと、どんな賃金制度を作るべきか、その輪郭が浮かんでくるのです。

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