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賃金、人事制度講座

秩序のない賃金をどう秩序づけるか(2)

前回お話しした通り、賃金が説明のつかない状態になっているということは少なくありません。

すなわち賃金に秩序がない状態になっているということですね。

これはやはり解消していかなくてはなりません。

賃金というのは、これまでの様々ないきさつが今日まで積み上がってきたものですし、思いつきのようなことが混じり込むこともあるとはいえ、その時点ではそれなりの根拠に則って決められてきています。
加えて、秩序がどうであろうと、現実に社員はその賃金で生活しているわけですから、コトはそう単純ではありません。

とはいえ、たとえば会社が、これからは成果や貢献度に対応して賃金を決めようとか、頑張った人に報いようと言ったとしても、無秩序な状態を放置したままでは、会社の決意も掛け声倒れに終わってしまいます。

このあたりは、会社の人事政策・ポリシー次第ではありますが、それが何であれ、賃金が得体のしれない状態にあると、働く人のモラールやモチベーションに悪影響を与えることは間違いないでしょう。

時間をかけてでも、無秩序状態を解消していくべきですね。

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