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公平な評価をしようと心がけていても、無意識のうちに誤りを犯してしまうことがあります。
また、分かっているにもかかわらず、敢えて誤った評価をすることもあります。
このような誤りを総称して「評価エラー」といいます。
ここでは、無意識に犯してしまいがちな評価エラーについて述べます。
◆対比誤差
自分のレベルと被評価者を比較して評価してしまうエラーです。
自分が得意としている領域の場合は厳しめ、不得手な領域の場合は甘めの評価になりがちです。
[回避策]
評価基準は評価者ではないことをしっかり認識します。そのうえで、制度が定めた基準に対する被評価者のレベルを判定するようにします。
また、評価にあたっての評価者が自分の思考プロセスを振り返り、「この程度はできて当たり前」とか、「こんなこと、自分にはできない。大したものだ」といった考えが混じっていないかを検証することも有効です。
◆近接誤差
評価項目が似通ったものに見えるような場合、両方の意味を混同して、同じような評価にしてしまうことです。
たとえば、「実行力」と「行動力」、「コミュニケーション」と「プレゼンテーション」などがあげられます。
[回避策]
評価項目ひとつひとつの意味を正確に理解するようにします。
また、制度設計者も、このエラーを起こさないような項目設定をする必要があります。
評価エラーを犯さないようにするうえで大事なのは、このような評価エラーについての正しい理解を持つことです。
そのうえで、自分の評価結果を次の視点で客観的に見直します。
・事実に基づいた評価をしているか、
・結果に偏りがないか
・評価エラーにあたる思考プロセスに陥っていないか
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