運営:社会保険労務士法人ヒューマンキャピタル
TEL. 03(5615)9098 e-mail. info@hrm-consul.com
〒113-0033 東京都文京区本郷3-17-7-4F
一方、賃金表が重複型の場合は、同一等級内の賃金幅などを柔軟に設計できます。
また、降格(等級のダウン)時の賃金の下がり幅(降格ショック)は比較的小さくできます。
ただ、等級は異なるが基本給は同じだったり、逆転していたりといったことが起こります。
等級の位置づけが曖昧になるのは否めません。
開差型の賃金表はドラスチック型、重複型の賃金表は現実型・モデレート型といっていいでしょう。
なお、下位等級の上限金額と上位等級の下限金額が同じという「接合型」という形態の賃金表もあります。
開差型と重複型の中間的な形態といっていいでしょう。
現実の賃金設計では、当初の賃金表ルは重複型になることが多いです。
ただ、その場合でも、重複の度合いが大きくなり過ぎないようにします。
そうしないと、何のための等級制度なのか分からなくなってきますから。
その上で、運用を重ねる中で、会社のポリシーに合った形に徐々に修正していくのが現実的です。
もちろん重複型がポリシーにも合致しているということであれば、無理に変える必要はありません。
このようにして新しい賃金制度に移行していくわけですが、テーブル修正だけでは対応できないこともあります。
上限超えの額が大きすぎる場合ですね。
このような場合は、別途移行措置(経過措置)を考えます。
それはまた後日。
前へ 次へ
関連リンク
社会保険労務士法人ヒューマンキャピタル
〒113-0033
東京都文京区本郷3-17-7-4F
TEL 03(5615)9098
FAX 03(5615)9097
E-Mail:info@hrm-consul.com