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目標管理の考えは、それほど新しいものではありません。
それが、成果主義とともに、再び脚光を浴びるようになりました。
そして成果主義批判がおこるとともに、目標管理も批判を浴びました。
なぜ、そのようなことになっているのでしょうか?
それは、目標管理の仕組みが、成果や業績を評価する道具にしやすかったからです。
目標管理とは、簡単に言ってしまうと、「本人が業務目標を立て、その達成度合いを振り返り、評価する仕組み」です。
ということは、期の初めに「私は売り上げを○○%アップします」と「目標」を立て、期末に達成度合いを見れば人事評価ができます。
これが、多くの会社が導入した、典型的な「成果主義&目標管理」の仕組みです。
そして、典型的な成果主義失敗事例です。
私は先ほど、目標管理の定義づけをしましたが、あえて肝心な点を抜かしました。
それは、
・経営目標−部署の目標−個人の目標は連鎖する。・目標は、期の初めに本人が自ら立て、上司と面談した上で決める。・目標達成に向け、本人が自主的に努力し、上司がサポートする。・期末には目標の達成度と、目標達成に向けたプロセスを評価し、次の期につなげていく。
――という点です。
目標管理の目的は、経営目標の達成(業績を上げる)と、人材の育成・評価にあります。
ここをしっかりと認識した上で、目標管理を導入すれば、業績管理と人材管理が一体となった経営が可能となるのです。
それでは、目標管理とはどのようなものなのでしょうか?
まずは、そのおおまかな仕組みを示します。
2-1)全社目標の設定
経営計画などです。
2-2)部署目標の設定
全社目標を受けて、部署としての目標を立てます。
2-3)個人目標の設定
部署としての目標を受けて、社員1人1人が自分の目標を立てます。
2-4)期初面接
所属長と部員1人1人が面接し、個人目標を確定します。
2-5)プロセス管理
2-6)期末面接
目標の達成度合いを確認します。
「目標管理」というコトバを知らなくても、この記事を読んで、「あぁ、そういうことなら、ウチの会社でもやっている」と思われた方は多いのではないでしょうか?
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