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賃金、人事制度講座

新制度移行時の格付けをどうするかPart1(2)

既に人事等級制度が導入されている場合、旧等級制度と新等級制度との対応関係をつくります。

・6級、5級→4級
・4級→3級、2級
・3級→2級

−−という具合です。

移行はまず、この対応表に基づいて行います。

しかし、その作業を機械的に行うわけにはいきません。

上記の例だと、旧制度で6級、5級の社員は4級に移行します。これは単純です。
また、3級も単純に2級に移行するだけです。

しかし、旧制度で4級だった社員は、3級か2級のどちらかに振り分けられます。

ここで人事上の判断をしなくてはなりません。

比較的シンプルなやり方は、賃金額で振り分けるという方法です。

しかしこれも、もし賃金表が重複型のレンジレートになっていたら、そう単純ではありません。

3級と2級で賃金額が同じ部分が発生するわけですから、やはり何らかの判断を入れて振り分ける必要が出てきます。

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