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引き続き、移行時の格付けで人事評価をつかう場合の実際を、移行パターンごとに見ていきます。
・旧3級→新3級、2級
※数字が大きい方を上位とします。
この場合、旧3級で評価が標準を上回っていれば新3級、それ以外は2級とするのが妥当と思われます。
もちろん、新3級、2級のレベル感などによって異なりますが。
◆新等級基準、
◆社員が現に担当している職務のレベル、担っている役割のレベル
◆役職
ここまで何回かに分けて、人事評価実績と新制度移行時の格付けの関係をみてきました。
人事評価は、基準が異なるとはいえ、その人のいわば「現在価値」を表していますから、有用なデータです。
とはいえ、やはり古い基準に基づいているという限界があります。
それに加えて、格付けの場合は、将来の可能性や期待といったことも見る必要があります。
そこが、過去の行動実績や成果、あるいは、その時点までに身に着けた能力を測定する人事評価と決定的に異なる点です。
したがって、もっとも重視すべきは、新しい等級基準です。
その基準に照らして各社員のレベルづけをしていくわけですが、そのときの判断材料になるのが、担当している職務や役割、ついている役職といったことになります。
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