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賃金、人事制度講座

新制度移行時の格付けをどうするかPart1(3)

移行の格付けで、旧制度と新制度が次のように1対1対応となっている場合は、振り分けが発生しないのでシンプルだという趣旨の説明を前回しました。

・3等級→2等級

しかし、実はそれほど単純ではありません。

その理由のひとつは、等級基準の問題です。

上記の例では、旧制度の3等級と新制度の2等級の基準は同じとは限りません。

むしろ、異なることの方が多いはずです。

そもそも、ここまでは単純に「人事等級制度」と称していましたが、実際にはそれは、職能等級であったり役割等級であったりするわけです。

そして、これまでは職能等級だったところを役割等級に変えるなど、等級制度そのものが変わったら、等級基準は当然異なったものになります。

以上から、単純に横滑りというわけにはいかないのです。

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