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賃金、人事制度講座

新制度移行時の格付けをどうするかPart2(4)

新制度に移行する時の格付けで、一番重要なのは等級基準です。

そのためにも、等級基準はある程度まで具体的にする必要があります。
（「ある程度まで」という表現をしたのは、具体性を追求しすぎると柔軟性がその分なくなり、応用がきかなくなるためです。）

個々の社員がどの程度のレベルか、等級基準に照らして判定できるようにしておくべきでしょう。

また、等級ごとに具体的な職務例をあげるのも有効な方法です。

いずれにしろ、格付けにあたっては社員のレベルと等級基準を照合する作業が必要です。

そのようなことを、人事部門や総務部門の人が行うのは不可能でしょう。

現場管理職に判定を委ねるのが現実的です。

しかし管理職が新しい等級基準への理解が不十分ということもあり得ます。
また、人によっては判断に何らかのバイアスがかかってしまうことも起こり得ます。

このようなことは人事評価制度においてもしばしば問題になるところです。

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