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賃金、人事制度講座

賃金表、昇給制度の作り方の実際Part1(2)

◆昇給のメリハリをどうするか

賃金制度設計で最大の焦点はここでしょう。

メリハリの大小をどの程度にするのかということです。

賃金表（等級別号俸テーブル）との関係でいえば、次の２つが検討ポイントになります。

・１号あたりの差（これを号間ピッチといいます）をどうするか

・１回の昇給で何号上げるか

◆号間ピッチの設計

号間ピッチを大きくする方が、メリハリは大きくなります。

たとえば、次のパターンＡとパターンＢでは、パターンＢの方がメリハリが大きくなります。

パターンＡ

３級10号：200,000円
３級11号：201,000円
３級12号：202,000円

パターンＢ

３級10号：200,000円
３級11号：203,000円
３級12号：206,000円

ただし、昇給のメリハリは、当然のことですが、賃金表だけで決まるものではありません。

その背景にある人事評価制度のつくりと運用によって大きく左右されます。

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