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賃金、人事制度講座

賃金表、昇給制度の作り方の実際Part1(3)

◆評価号数

昇給のメリハリの大小は、号間ピッチの調整だけでなく、「何号上がるのか」、すなわち、評価号数によっても変わってきます。

このコラムの1回目に上げたように、ここでは人事評価を、「S、A、B、C、D」の5段階と想定します。

この場合、「A評価:2号昇給、B評価1号昇給」の場合と、「A評価:3号昇給、B評価1号昇給」の場合とでは、後者の方がメリハリは大きくなります。


◆等級、職種などによるメリハリ

また、等級や職種によってメリハリの大小を異なるものにするという方法もあります。

特に、等級によってメリハリが異なるというやり方は、一般的に見られます。

等級が上にあがるほど、メリハリを大きくします。

職種によってここを変えるというやり方は、一般的とまでは言えませんが、取り入れている会社も見受けられます。

営業職など、業務成果が見えやすく、かつ差が出る仕事の場合はメリハリをきかせ、そうではない職種の場合はメリハリを小さめにするのが妥当でしょう。

ハイリスク・ハイリターン型かローリスク・ローリターン型かということですね。

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