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パートタイマーの格付制度を検討する場合、社員の制度との関係をどうするかを決めなくてはなりません。
社員とは別建ての制度にするか、社員の制度と同じ枠組みにするか、ということです。
後者の場合、たとえばこんな姿になります。
設計し易いです。 パートタイマーだけのことを考えて制度を作ればいいので。
ただ、この点はデメリットの裏返しになります。
正社員との処遇の均衡・不均衡をどう設定するか?
たとえば、パートタイマー3級と正社員1級は、どちらが上か? あるいは、どこまで同じで、どこが違うか? 全く同じか?
こうした点を明確にしておく必要があります。
同じフレームの中で格付・処遇しますので、待遇格差などの問題は比較的容易にクリアできます。
もし職務は同じでも転勤の有無などの違いがあり、こういう点は処遇に反映させるということなら、この「違い」の部分を明確にします。
ただ、フレームは同じでも、運用も同じようにできるとは限りません。
フルタイムの正社員と、労働時間・日数の少ないパートタイマーを、同じ枠組みの中で昇格判定するのは、無理があるでしょう。
また、正社員の昇格判定が年1回だとしたら、パートタイマーも同じでいいのか、考えどころです。
箱を同じにしても、動かし方は同じにはならないということです。
正社員の仕事とパートタイマーの仕事が全く異なる場合は、別建てにした方がいいでしょう。
特に、正社員とパートの間で、仕事のレベルが上下2分割されている場合は。
そうなっていない場合、つまり正社員とパートタイマーの仕事のダブリが多いとか、レベルもかなり重なっているという場合は、同じ枠組みにすること基本に検討するのがいいでしょう。
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