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人材活性化講座recture

人件費管理講座

人件費を考える指標には何があるか

人件費を考える指標として、代表的なものは、次の2つです。

  1. 売上高人件費比率
  2. 労働分配率

今回は、売上高人件費比率について考えてみます。

◆売上高人件費比率とは

売上高に占める人件費の比率です。
そのままですが。

これは、次の算式で出します。

人件費÷売上高


売上高とは、事業本来の活動から得られる収入です。

したがって、売上高人件費比率とは、収入をあげるために、どのぐらいの人件費がかかっているのかを見る指標と言えます。

◆売上高人件費比率を使うメリット、デメリット

売上高人件費比率のよさは、分かりやすさでしょう。

売上高というのは、誰もが、一番実感できる業績数字です。
したがって、それに対する人件費の比率を見れば、自社の人件費の状態が割とよく分ります。

もし、売上高人件費比率がとても高くなってきたら、「売上がほとんど人件費で消えてしまっている」ということになり、誰でも、「これはまずい」と感じるはずです。


しかし、人件費比率に限った話ではありませんが、売上高だけを見ていても、限界があります。

売上を上げているだけでは、会社はもちません。
また、会社と労働者の、「成果の分配」をどうするかという点からも、売上高人件費比率は使えません。


事業活動を通じて会社が生み出した「価値」を基準にする必要があるのです。

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