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これは、付加価値に占める人件費の割合です。
付加価値とは、「企業が生み出した価値の総額」のこと。
企業が生み出した付加価値は、労働と資本に分配されます。
したがって、労働分配率とは、平たく言えば、「労働者の取り分」。
その逆が、経営者や投資家および会社の取り分ということになります。
単純に考えれば労働者にとっては、労働分配率ができるだけ上がった方が、幸せです。
しかし、それが行き過ぎると、会社に残るおカネがなくなり、事業活動に支障をきたします。
そうなると、取り分の原資となる付加価値が上がらなくなってくるため、結局労働者側の取り分も減ってしまいます。
だからといって、抑え過ぎると、活力が奪われ、人材の流出につながっていき、これまた付加価値が上がらなくなります。
このバランスが難しいところなのですが…
さて、この労働分配率、算式で表すと、次のようになります。
・労働分配率=人件費÷付加価値
人件費については、これまで見てきた通りですが、付加価値はどうとらえればいいでしょうか?
これは、次のように定義できます。
・付加価値=売上高−外部購入費用
つまり、会社に入ってきた収入から、外部に支払ったおカネを差し引いたものということになります。
一見、利益と同じように見えますが、付加価値の場合、人件費などは外部購入費用に入れません。
「外部に出ていったおカネ」ではないということです。
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